救急法|症状に合った回復体位をとらせる

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応急手当て後、救助や回復を待つ間には、傷病者の苦痛を和らげ、症状を悪化させないように、容体に応じた姿勢、あるいはなるべく楽な姿勢をとらせるようにする。

 

その際には、転滑落、落石や雪崩などの危険がない安定した場所を選ぶこと。悪天候のときは、風雨や寒さを避けられる山小屋やテントの中がベストだ。

まず、傷病者を楽にさせるため、ウエアやズボンのベルトはゆるめ、時計などのアクセサリー類も外しておこう。負傷箇所などに刺激を与えて痛がらせないように、なるべく静かにゆるめること。傷病者に意識がある場合は、無理強いせずにどうしてほしいのか確認してから実行する。

 

次に気をつけなければならないのが保温。傷病者が寒さを訴える、顔面から血の気が失せている、震える、皮膚が白っぽくて冷たくなっているなどの症状 が見られるときは、体温を低下させないように下にはマットやザックなどを敷いて地面からの冷えを防ぎ、ウエアを重ね着させて保温に努めることだ。服が濡れ ているときは、乾いた服に着替えさせてから保温する。ただし、医師の指示があるとき以外は、簡易カイロや湯たんぽなどを使って温めてはならない。

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