その他
1.jROとは?
- 会員制の山岳遭難対策制度™運営組織です。(™=商標登録)
- 会員の山岳遭難防止や遭難対策、捜索救助活動を支援します。
- 会員特典は
①遭難防止のための講演会等を開催しています。
②捜索救助活動のためのコンサルティングが受けられます。
③捜索救助活動のための用具の貸出しをおこないます。
④救助隊派遣の斡旋をおこないます。
⑤その他の遭難防止と捜索・救助に関する支援 - その一環として会員が遭難した場合に550万円までの捜索救助費用の 補てん(支払)をおこないます。
この項に関しては会員制度規則において、別途山岳遭難救助費用カバレージ制度規約を設けています。
2.遭難とは?
- 日本国内の山岳地域での(自力での下山が不可能な)遭難事故です。
- ハイキングから冬の登攀まで登山の形態を問いません。病気遭難も対象です。
3.補てん(支払)される費用とは?
- 実際に会員が負担した捜索と救助の実費で限度額550万円です。
- ヘリ代を含む交通費、地元救助隊の日当、食費、宿泊費、親族の駆けつけ費用などの実費を会員へお支払いします。
- 遺体の搬送費も対象です(ただし30万円限度)。
- 過去のお支払い実績をHPに掲載しています。
4.保険ですか?
- いいえ、保険や共済ではありません。
- 山を愛する人々の相互扶助の精神によって運営される会員制度です。
- 保険ではありませんので、保険業法や保険契約者保護機構は適用されません。
5.会費はいくらですか?
- 初年度は入会金2,000円+年会費2,000円の合計4千円(消費税別途)です。
- 会員期間(1年間)終了時、事後分担金のご負担があります。
- 従って2年目以降、更新の場合は年会費2,000円(消費税別途)+事後分担金です。
- 入会金と年会費は団体割引(10名以上の団体)、家族割引があります。
6.事後分担金とはなんですか?
- 1年間にjROがお支払いした捜索救助費用の総額を、会員総数で除して(割って)算出した金額です。
- 例えば、年間に総額2,000万円の捜索救助費用の補てんをおこなった場合、会員総数が二万人であればおひとり1,000円の負担です。
2,000万円÷2万人=1,000円
7.事故が多いと事後分担金の負担は増しますか?
- はい、理論上は増えます。
- しかし、これまでの実績では、1会員当たり
2008年900円、 2009年800円、 2010年600円、
2011年700円、 2012年700円、 2013年800円、
2014年600円、 2015年500円、 2016年500円
2017年500円
でした。
8.継続手続きは?
- 個人や家族会員は自動継続ですが、継続(口座またはクレジットからの引落し)の前月に在会時に発生した事後分担金額のお知らせをお送りしております。
- 団体は自動継続ではありません。事後分担金のお知らせとともに、団体所属員の個々の方の継続の有無を団体責任者にお伺いいたします。
- 継続リストのご返信がない場合は退会扱いとさせていただき、在会時に発生した事後分担金のみを請求させていただきます。
9.退会は?
- いつでもご自由です。退会のご意思の確認のため所定の退会届をご提出ください。
- ただし、会員期間が属する年度の事後分担金のお支払いはお願いいたします。
- jROでは、退会は会員期間終了直前になさって期間いっぱいまで会員資格を保持されることをお勧めいたします。
- 退会後、再度入会する場合は入会金が必要となります。
- 退会手続きは、本会員(口座登録者)の方のみがおこなっていただけます。
家族会員・団体会員の方はそれぞれ家族本会員・団体本会員の方を通じて手続きをお願いいたします。
10.会員資格はいつから発効しますか?
- 会員資格は、
①入会金+初年度会費の払込(決済手続き)、
②入会申込書の提出、
③金融機関口座届(またはクレジットカード登録)の提出
の3点がそろうことが必要です。 - ただし、②③が事後的に揃うことを条件に、①の払込日の午後6時に遡って会員資格が発効します。
- 山行にいらっしゃる場合は、前日までにはゆうちょ払込またはweb申込をお願いいたします。
- ゆうちょ払込(リーフレットでの申込み)の方は、下山後すみやかに②③の書類のご提出をお願いいたします。
- オンライン(web)申込の方は、クレジットでの決済をおこなった日の午後6時から会員資格が発効します。
11.金融機関口座振替依頼書またはカード登録は必須ですか?
- はい、必須です。コンビニ払込や現金支払いは実施しておりません。ご了承ください。
- 金融機関口座振替依頼書またはカード登録は、次年度継続会費および事後分担金払込のためにお願いいたしております。
- 口座情報は、専門決済代行会社によって厳重に保護されています。
12.死亡見舞金や入院給付金の支払いはありますか?
- いいえ、保険や共済ではありませんので死亡や傷害、治療費についての給付金等はありません。
責任賠償についての担保もありません。 - これらについては別途に損害保険、傷害保険等のご加入をご検討ください。
- あるいは、すでにご加入の生命保険、火災保険、傷害保険のチェックをおすすめいたします。
カバーされている場合があります。 - jRO会員制度はあくまでも、遭難捜索や救助にかかった実費に対してのみ補てん(支払)する制度です。
13.なぜ会費や事後分担金が安いのですか?
- この制度は、山を愛する人々による相互扶助の精神によって運営されています。a
- できるだけ低廉な費用での制度と組織の運営を心掛けています。
- 事後分担金は、実際にお支払いした捜索救助費用のみを事後に会員数で割って算出します。
- 責任準備金や予備金等を含みません。実費のみなので低額になります。
14.jROとは何の略称ですか?
- 日本山岳救助機構の英文表記Japan Rescue Organizationの略です。
- ロゴとして「jRO」と標記し、“ジロー”と読んでおります。
- 法人としては日本山岳救助機構合同会社(Japan Rescue Organization LLC)、平成19年12月設立です。
- 会員制度は2008年4月にスタートしました。
- 平成2021年1月現在、会員数は全国で95,000名に達しました。
- jROの「山岳遭難救助費用カバレージ制度」は特許を取得しています。
15.jRO会員制度の入会手続きは?
- 申込書リーフレットかwebでお申込みください。
- リーフレットはジローリエゾンセンターへご請求ください。
TEL:03-6273-1521(平日10:00~17:00)
FAX:03-6273-2501
e-mail:liaison@sangakujro.com - リーフレットによる入会申込では、銀行口座登録(口座印捺印)が必要です。
- web申込では、MasterCard、VISA、JCB、AMERICAN EXPRESS のいずれかのクレジットカードが必要です。
16.ワンちゃんの首輪についているのはなんですか。
- 犬はjROのキャラクター「ジロー」です。アルプスの救助犬です。
- 犬種はセントバーナードで、1700年代から1900年代までヨーロッパアルプスで遭難した旅人等を約2,500名救助したといわれています。
- 首についているのは木製の小さな樽です。中にはブランデー(一説にはラム酒)が入っており、遭難者に飲ませて気付け薬にしました。
- 大型犬なので雪の中でも力が強く、遭難者を導いたり体温で温めて救助したと伝えられています。
17.山行中、不注意の落石等で他人にケガをさせて個人賠償責任費用が発生した場合 は?
jROでは、いわゆる個人賠償責任を補てんする費目はありません。これは、jROはあくまでも会員の方の直接的な捜索・救助費用の実費を補てんすることに特化しているためです。
と はいえ、Qのようなことがご心配であることは理解いたします。そこで、一度ご自宅の火災保険、傷害保険等をご確認ください。既に「個人賠償責任特約」等が 付いていれば、同居の親族による事故までカバーされると思われますので、取扱保険代理店へのお問合せをおすすめいたします。